人は頭で自由にものを考えられる。
ああでもない、こうでもない、と。
しかし、考えることは脳の中でその考えや思いを物質化され、化学反応を起こしているということを人は知らない。
すなわち、考えたり、思ったりしていることはエネルギーを使っていることなのだ。
本を読んだり、勉強をしていると、突如として、おなかが空いていることに気がつくことがあるだろう。
これは脳内で大変なエネルギーが消費されていたからなのだ。
「いやだな」と思うことも、「いいな」と思うことも、基本的には学習と同じで必ずエネルギー消費が伴う。
脳内では、この時、POMというタンパク質が分解するのだ。
「いやだな」と思った時と、「いいな」と思った時とでは、このタンパク質の分解の仕方が違うのだ。
このことが大変重要な意味を持っていることに注意しなければならない。
前向きにものを捕らえて考えるときは、タンパク質が分解して、副腎皮質ホルモンというものになる。
このホルモンは身体的ストレスの緩和剤として働く。
もう一つはβーエンドルッフィンになる。
βーエンドルッフィンは精神的ストレスの解消に働く。
逆に「いやだな」と思ったときは、βーエンドルッフィンも副腎皮質ホルモンもでてこない。他の物質になってしまうのだ。それが、ノルアドレナリンやアドレナリンということだが、これらの物質は毒である上に、さらに強い毒である活性酸素を発生させるのだ。
つまり、どんな刺激に対してもマイナス発想すれば、いいことは一つもないのだ。
すなわち、プラス発想したときは、体内にできる物質はいい薬として働き、マイナス発想したときは薬ではなく毒になるということなのだ。
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