2009年10月28日水曜日

人間はどんな欲望を持っているのだろうか?

人間はどんな欲望を持っているのだろうか?
マズロー博士によると、人間の欲求は大きく5つに分類されると言う。
① 生理的欲求
② 安全の欲求
③ 所属と愛の欲求
④ 承認の欲求
⑤ 自己実現の欲求

しかも、その欲求はちょうど階段を一段一段登るように、低次元から高次元へと段階的に登っていくのだ。

一番最初に来るのは、「生理的欲求」。
性欲、食欲、睡眠欲などのことで、普通、本能や欲望と言われているもの。
生命維持のため、あるいは、子孫継続のために絶対に満たされなければならないもの。
この欲求の出所は爬虫類脳と考えられる。

生理的欲求が満たされると次に現れるのが「安全の欲求」。
空腹のときは恥も外聞もなく食物を求め、そのために危険を冒しても平気だがそれが満たされると、自分の安全というものを考えるようになる。

安全が確保されると、次は「所属と愛の欲求」。
これは自分を社会の一員として存在させたいと言う欲求である。対象を必要とする愛する行為もこの中に含まれる。

次は「承認の欲求」。
これは一般に自尊心と他者からの承認と言われるもの。
自分が人よりも優れていることへの自信、能力への確信、達成の実績、自立の確認、こういったものによって自尊心を満足させたいという欲求とそういったことを他社からも認めてもらいたいという欲求である。
他社から認められた証として、表彰、名声、地位、評判などがこの欲求の内容になってくる。

さらにその次の欲求が、「自己実現の欲求」。
「承認の欲求」が満足された後は、人間は「なれる可能性のある最高の存在になりたいと言う願望」を持つ。
これが、「自己実現の欲求」なのだ。

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