筋肉に続いてもう一つ脳細胞の活性に重要なのが食生活。
脳内モルヒネのためには高タンパクの食事が必要となる。
脳内モルヒネの構成材料はタンパク質だからである。
タンパク質は20種類のアミノ酸からできている。
食事から摂取されたタンパク質は体に入ると、いったんアミノ酸に分解され、それから体の構成材料や酵素として再合成される。
20種類のうち、8種類の必須アミノ酸は外から取り入れないと体の中では作れない。
脳内モルヒネを沢山出せばそれだけ材料を沢山使ってしまう。
だから、毎日の食事で良質のタンパク質をきちんと摂取することが脳細胞の活性化には不可欠なのだ。
ホルモンはアミノ酸が数十個つながったタンパク質の一種だから、食事から摂取するタンパク質が質量ともに不十分では脳内モルヒネが不足することになる。
脳内モルヒネと呼ばれるホルモン物質は全部で20種類が知られている。
そのいずれもがチロシンというアミノ酸が重要な役割を果たしている。
すなわち、チロシンがなければ、脳内モルヒネ系のホルモンは作れない。
チロシンは必須アミノ酸ではないが、いくら体内で合成できるとしても、それはあくまで材料があってのこと。
高タンパクの食事で材料を補う必要がある。
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