脳だけの重量は大体1.4 Kg。体重60Kg の人で言えば、わずか2.3%。
しかし、消費している血流とか酸素量を見ると全体の15%~20%を占めている。
つまり、いつも酸素量がたっぷりあり、良い血流が流れていて、脳内モルヒネが分泌されている状態で始めて脳細胞は活性化して、体に対して最高最良の状態を指令することができる。
もしもどれかが不足すると、直ぐにその影響が出てくることになる。
その中で一つ大変怖いのは血管の目詰まりである。
血流を阻害する血管の目詰まりは、ノルアドレナリンの分泌によって血管収縮が起き、血小板がこわれてカサブタを作ることが原因だ。
また、血管の目詰まりを起こすもう一つの原因は脂肪である。
脂肪は人間が食べる食物の中で一番美味しいもの。
美味しいものを食べると脳内モルヒネがふんだんに出るので、その点ではプラスである。
しかし、血管の目詰まりの原因にもなる。
脂肪を取って脳内モルヒネをふんだんに出す。
しかし、とりすぎた脂肪を燃やさなければならない。
そのためには筋肉が必要となる。
脂肪が燃えるのは筋肉の中でしかないのである。
つまり、筋肉がしっかりついている人が同じ量の脂肪を食べても、直ぐに燃えてなくなる。
筋肉の少ない人の場合は体脂肪として蓄積される。
では、筋肉を沢山つければいいかと言うとそうでもない。
筋肉をつけるためにはかなり激しい運動をこなさなければならない。そうすると活性酸素の発生率が高まってしまう。
したがって、筋肉のついている人はそれを落とさないようにして緩やかな運動をすると脂肪がどんどん燃えてくれる。
筋肉を落とさない運動はストレッチ体操である。
筋肉の極端に少ない人はパワートレーニングによって一定の筋肉をつけておかないと成人病の危険が高く、長生きできないのである。
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